メモリテスト
すべてのメモリテストは「メモリ」の下に表示されます。これらのテストについて説明します。
ECC
エラー数テストは、このテストの完了後に自動的に実行されます。
メモリの簡易テスト
簡易メモリテストでは、最初の
2.5 GB
のメモリがテストされます。すべてのメモリをテストするには、詳
細メモリテストを実行してください。
簡易メモリテストでは、すべてのメモリをテストすることはできませんが、メモリの間欠的な問題を検出で
きます。
Server Diagnostics EFI
では、すべてのメモリテスト(簡易、マルチコア、および詳細)が「
Memory
」
テストの下に分類されます。
参考:メモリテストの実行にかかる時間は、テスト対象のメモリ量に比例します。以下の推定時間は、
2
GB
のメモリをテストする場合の時間です。
付録
Server Diagnostics
テストのリファレンス
43
テスト
推定実行時間
説明
アドレス・データ・テスト
5
秒
データとしてメモリアドレスを使ってメ
モリをテストします。
パターン
10
秒
さまざまなデータパターンを使ってメ
モリをテストします。
1
と
0
のマーチング
10
秒
1
と
0
のウォーキング(アップしてダウ
ン)を行ってメモリをテストします。
Knaizuk Hartmann
5
秒
このアルゴリズムを使ってメモリをテス
トします。
MOD3
15
秒
このアルゴリズムを使ってメモリをテス
トします。
March U
1
分
Van de Goor
の
March U
アルゴリ
ズムを使ってメモリをテストします。
ランダム
15
秒
擬似ランダム値を使用します。
ブロック・チェッカーボード
32
5
秒
すべて
1
およびすべて
0
の
32
ビット
のワードを交互に書き込んでから、す
べて
0
およびすべて
1
のワードを交互
に書き込みます。
ビット・チェッカーボード
32
5
秒
すべて
1
およびすべて
0
のビットを交
互に書き込んでから、すべて
0
および
すべて
1
のビットを交互に書き込みま
す。
シーケンシャル・バイト・ブロック
32 9
分
0x00
から
0xFF
のパターンをすべて
のバイトに順番に書き込みます。
ウォーキングワン
32
5
分
1
のウォーキング(アップしてダウン)
を行います。
ウォーキングゼロ
32
5
分
0
のウォーキング(アップしてダウン)
を行います。
ウォーキング・スプレッド・ビット
32
5
分
0b01
でアップして
0b10
でダウンする
ウォーキングを行います。
ウォーキング・ビット・フリップ
32
5
分
すべて
1
のワードのウォーキングとす
べて
0
のワードのウォーキングを交互
に実行してから、すべて
0
のワード
のウォーキングとすべて
1
のワードの
ウォーキングを交互に実行します。
マルチコア・メモリ・テスト
マルチコア・メモリ・テストでは、使用可能なすべての
CPU
コアを使って最初の
2.5 GB
のメモリがテ
ストされます。
Server Diagnostics EFI
では、すべてのメモリテスト(簡易、マルチコア、および詳細)が「
Memory
」
テストの下に分類されます。
44
付録
Server Diagnostics
テストのリファレンス
参考:メモリテストの実行にかかる時間は、テスト対象のメモリ量に比例します。以下の推定時間は、
1
GB
のメモリをテストする場合の時間です。
テスト
推定実行時間
説明
MP
ブロック・チェッカーボード
5
秒
すべて
1
およびすべて
0
の
32
ビット
のワードを交互に書き込んでから、す
べて
0
およびすべて
1
のワードを交互
に書き込みます。
MP
ビット・チェッカーボード
5
秒
すべて
1
およびすべて
0
のビットを交
互に書き込んでから、すべて
0
および
すべて
1
のビットを交互に書き込みま
す。
MP
シーケンシャル・バイト・ブロック
8
分
0x00
から
0xFF
のパターンをすべて
のバイトに順番に書き込みます。
MP
ウォーキング・ワン
2
分
1
のウォーキング(アップしてダウン)
を行います。
MP
ウォーキング・ゼロ
4
分
0
のウォーキング(アップしてダウン)
を行います。
MP
ウォーキング・スプレッド・ビット
4
分
0b01
でアップして
0b10
でダウンする
ウォーキングを行います。
MP
ウォーキング・ビット・フリップ
4
分
すべて
1
のワードのウォーキングとす
べて
0
のワードのウォーキングを交互
に実行してから、すべて
0
のワード
のウォーキングとすべて
1
のワードの
ウォーキングを交互に実行します。
ハードウェアエラー確認
1
秒
特定のレジスタにメモリ関連エラーが
あるかどうかをテストします。ほかの
メモリテスト中に生成されたメモリエ
ラーを検出できるように、メモリテス
トの最後にこのテストを実行すること
をお勧めします。
詳細メモリテスト
詳細メモリテストでは、使用可能なすべてのメモリがテストされます。
Server Diagnostics EFI
では、すべてのメモリテスト(簡易、マルチコア、および詳細)が「
Memory
」
テストの下に分類されます。
詳細メモリテストを利用できるかどうかは、テストするサーバモデルによって決まります。
参考:メモリテストの実行にかかる時間は、テスト対象のメモリ量に比例します。以下の推定時間は、
1
GB
のメモリをテストする場合の時間です。
付録
Server Diagnostics
テストのリファレンス
45
テスト
推定実行時間
説明
詳細メモリテスト
P00F
5
秒
パターン
0
を使ってメモリをテストしま
す。エラーが起きた場合はテストに失
敗します。
詳細メモリテスト
P01F
5
秒
パターン
1
を使ってメモリをテストしま
す。エラーが起きた場合はテストに失
敗します。
詳細メモリテスト
P02F
5
秒
パターン
2
を使ってメモリをテストしま
す。エラーが起きた場合はテストに失
敗します。
詳細メモリテスト
P03F
5
秒
パターン
3
を使ってメモリをテストしま
す。エラーが起きた場合はテストに失
敗します。
詳細メモリテスト
P04F
5
秒
パターン
4
を使ってメモリをテストしま
す。エラーが起きた場合はテストに失
敗します。
詳細メモリテスト
P05F
5
秒
パターン
5
を使ってメモリをテストしま
す。エラーが起きた場合はテストに失
敗します。
詳細メモリテスト
P06F
5
秒
パターン
6
を使ってメモリをテストしま
す。エラーが起きた場合はテストに失
敗します。
詳細メモリテスト
P07F
5
秒
パターン
7
を使ってメモリをテストしま
す。エラーが起きた場合はテストに失
敗します。